還暦シニア Macに挑戦 ⑪ キーボード操作に慣れよう

見たことのない記号とかあるとなんだかキーボード操作って難しそうですね。でも1つ1つ覚えていけば大丈夫です。基本的なキーボード操作や見方 便利なショートカットなどを覚えてパソコンを活用できるようにしましょう。学ぶことで 基本的なキーボードの操作ができる。 パソコン操作のスピードアップができる。 キーについての理解が深まる。

① 基本的なショートカット

通常はマウスやトラックパッドなどを使って実行する操作を かわりにキーボードで複数のキーを組み合わせることで行えます。この複数のキーの組み合わせをキーボードショートカットと呼びます。キーボードショートカットを使うことで圧倒的に作業スピードをアップできるのです。使いながら覚えていきましょう。ここではキーボードショートカットをショートカットと呼びます。ショートカットキーとも言いますけど 同じことです。ここではショートカットに特殊キーの紹介と よく使うショートカット8つを紹介します。

● 特殊キーを知っておこう

❶ ⎋…esc「エスケープ」

❷ ⌃…control「コントロール」

❸ ⬆︎…shift「シフト」

❹ ⇪…caps lock「キャプスロック」

❺ ⌥…option「オプション」

❻ ⌘…command「コマンド」

❼ 🌐…globe「グローブ・地球儀」

❽ ⌫…delete「デリート」

● command「 ⌘ 」+ C で「 コピー 」

選択した文字や画像をコピーできます。command 「 ⌘ 」を押しながら「 C 」を押すとコピーができます。

● command「 ⌘ 」+ X で「 切り取り 」

選択した文字や画像を切り取りすることができます。切り取りの場合は選択した文字は元の場所からなくなります。同じような ことをもう一度言います。切り取りの範囲を選択し、command「 ⌘ 」を押しながら「 X 」を押すと「 切り取り」選択した範囲の文字は消えます。

● command「 ⌘ 」+ V で「 貼り付け 」

コピーまたは切り取りした文字や画像を貼り付けることができます。

● command「 ⌘ 」+ Z で「 元に戻る 」

操作を一つ前に戻ることができます。

● command「 ⌘ 」+ Shift + Z で「 やり直す 」

command「 ⌘ 」+ Z で元に戻した動作をやり直すことができます。

❶ 文字をカーソルで選択しデリートキーで削除「 delete『 ⌫ 』」

❷ 元に戻す「 command『 ⌘ 』+Z 」動作で一つ戻る「 ❶削除をする前に戻る=文字が表示される」

❸ やり直す「『 ❷元に戻す』を取り消す」「 command『 ⌘ 』+ shift + Z 」で操作の前に戻る「=文字が削除される」この操作はパッと見は分かりにくいので実践してみて下さいね。

● command「 ⌘ 」+ A で「 項目をすべて選択 」

文字など項目をすべて選択します。メモ帳内やその画面内など広範囲を選択するときに重宝します。

● command「 ⌘ 」+ F で「 検索 」

そのページ内で検索をかけることができるボックスを表示します。

● command「 ⌘ 」+ Tab で「 開いているウィンドウを順に切替 」

現在開いているアプリが一覧で表示され順番に切り替えることができます。tabを押すごとに切り替えるアプリが変わります。

まとめ ①

ショートカットはここで紹介した以外にもまだまだありますので慣れたら調べてみましょうね。

② 文字変換

スペースキーを押すと打った文字を漢字やカタカナなどに変換できます。しかしカタカナや英数に変換したい場合はもっと簡単な方法があります。

● ファンクションキーの場合

ファクションキーとはキーボードの最上段にあるF1からF12までのキーのことです。それぞれに機能があります「後述」。

fnキーと組み合わせる

文字を打った後 エンターキーを押す前に fn キーと以下のファンクションキーを「 同時に 押す」ことで 入力した文字をそれぞれカタカナや英数に変換できます。「 fn+F6」=「ひらがな」「fn+F7」=「全角カタカナ」「fn+F8」=「半角カタカナ」「fn+F9」=「全角英数」「fn+10」=「半角英数」

fnキーの設定

設定を変えればfnキーを同時に押さずともファンクションキーだけで上述の機能を使うことができます。 Appleマーク「  」→「システム環境設定」を選択 「キーボード」を選択 「 F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェック「 ✔︎」

このチェックマークを入れるとMacのデフォルトではない「標準のファンクションキー」がfnキーを同時に押さずに使えるようになります。Windowsではこの仕様が標準なので慣れている方はこちらに変更すると良いでしょう。

「ファンクションキー」 Macのデフォルトの設定では

○ F1…画面を1段階暗くする

◯ F2…画面を1段階明るくする

◯ F3…Mission Control

◯ F4…Launchpad起動

◯ F5…キーボードのバックライトを1段階暗くする

◯ F6…キーボードのバックライトを1段階明るくする

◯ F7…前のトラックに戻る

◯ F8…再生or一時停止

◯ F9…次のトラックに進む

◯ F10…消音

◯ F11…音のボリュームを1段階下げる

◯ F12…音のボリュームを1段階上げる

fnキー「ファンクションキー」を同時に押すことで

◯ F1…ヘルプ、サポートを表示

◯ F2…ファイルやフォルダの名前を変更

◯ F3…ファイルやフォルダの検索

◯ F4… アドレスバーを表示

◯ F5…表示内容を更新

◯ F6…「ひらがな」に変換

◯ F7…「全角カタカナ」に変換

◯ F8…「半角カタカナ」に変換

◯ F9…「全角アルファベット」に変換

◯ F10…「半角アルファベット」に変換

◯ F11…ウィンドウを全画面で表示

◯ F12…オフィスソフト「 Excelや Wordなど」に名前をつけて保存

● ショートカットの場合

controlキー「⌃」と他のキーを押して、変換をすることもできます。「 controlキー+J」=全角ひらがな 「コントロールキー+K」=全角カタカナ 「⌃+L」=全角英数 「⌃+;」=半角英数

③ 日本語/英数の入力切り替え

日本語入力になっているかどうかは、画面右上のメニューバーで確認できます。

● 英数 かな ボタン

それぞれボタンを押すことで入力モードの切り替えができます。通常はこちらの方法で切り替えます。

● control+space

controlボタンを押してから スペースキーを長めに押すと「ひらがな」「漢字」「カナ入力」を切り替わるメニューが出てきます。スペースキーを押すごとに入力モードが切り替わります。ちなみに 「 🌐 又は fn 」を押すことでも同じ画面を出すことが可能です。

④ ユーザ辞書を活用

入力作業を素早く正確にできるようになる機能です。あらかじめ「辞書登録」を行っておくことで固有名詞や文章などが他の一般的な変換候補よりも優先的に出てきます。メールアドレスや顔文字など使う頻度が多いものを登録しておくと便利です。

● ユーザ辞書の使い方

メニューバーのリンゴマーク「  」から「システム環境設定」を選択します。 「キーボード」を選択します。 「ユーザ辞書」を選択し、「 + 」「 − 」で登録を行います。

● メールアドレスや顔文字など入れておくと便利

よく使うフレーズや顔文字を登録しておくと入力が速くなるのでおすすめです。

● Mac ー iPhoneだと自動で連携できる

ちなみにMacーiPhone缶は自動で連携するので同じApple IDでログインしている端末のでどちらかで設定しておけばもう片方にも自動で反映されます。「Wi-Fi設定や文字のコピーも同様です。」

⑤ タッチタイピングを覚えよう

タッチタイピングとは文章を入力するときなどに手元を見ずにキーボードを打つことです。絶対にできなければいけない訳ではありませんがタッチタイピングを身につけると「速い」「正確」「疲れにくい」といったメリットがあります。

(主典:富士通FMVサポート>タッチタイピングって何?)

ブラインドタッチとも言います。まだ自信がない人はぜひマスターしましょう。アフィリエイトブログやライティング、プログラミングなど文字入力が多い副業をやる人にとっては特に早めに身につけておきたいスキルです。後見た目もかっこいいですよね。

● ① ホームポジションを覚える

効率よくタイピングを行う方法として「ホームポジション」があります。これはタイピングをするときに指を置く位置のことです。キーボードにある「 F 」「 J 」の小さな突起が目印でここに人差し指を置きます。指を動かしてキーを打ったらこのホームポジションに指を戻すことを習慣にしましょう。

● ② 決められた指で打つ

ホームポジションに指を置いておくと ほとんどのキーが指を伸ばしたり縮めたりするだけで届きます。それぞれキーはどの指で押すかが決まっています。

● ③ 絶対に手元を見ない

タイピングをする時にキーボードではなく画面を見るようにしましょう。最初は難しいかもしれませんが練習を重ねれば だんだん指がキーボードの位置を覚えていってくれます。

● ④ 練習あるのみ

ホームポジションとキーを覚えてタッチタイピングができるようになるには練習あるのみです。毎日少しずつでも継続することが上達のコツです。

● おすすめ練習サイト

下記の2つがおすすめのサイトです。どちらでも使いやすい方で練習してみてください。

◯ e-typing

◯ Typing Club

e-typing

e-typingは現在の自分のスコアやどこが間違いやすいキーかなどを教えてくれます。

インターネットでタイピング練習 イータイピング | e-typing ローマ字タイピング
ウェブ上で無料のタイピング練習ができます。基本からじっくり学びたい方、もう一度練習し直したい方、ぜひご利用ください。楽しくタイピング練習しませんか。

毎週テーマの変わる「腕試しレベルチェック」で気軽にタイピング練習も可能です。会員登録はしなくても使用可能ですが登録すると利用できる機能が増えるのでチェックしてみてください。

スコアの目安

◯ 50〜100…キーの配置とタイピングの基本ができる

◯ 100〜200…個人的なパソコン利用が問題なくできる

◯ 200〜300…一般的なオフィスワークでは困らない

もし最初のスコアが低くてもタイピングは継続すれば確実に上達していきます。コツコツと200点を目指して頑張りましょう。練習あるのみです。

Typing Club

動画やイラストで指の位置などがわかりやすく感覚的に学べます。

Free Touch Typing Software
Learn touch typing online using TypingClub's free typing courses. It includes 650 typing games, typing tests and videos.

デフォルトでは英語表記になっていますが日本語に変換したり字幕表示ができますので設定をしてみてください。

TypingClub 日本語化の仕方は ①「Get Started」をクリック ② 右上の国旗マークをクリック「日本語」を選択 ③ 動画を選ぶ ④ 動画内CCボタンクリック→「日本語」選択で字幕が日本語に

⑥ まとめ

全てをいっぺんに覚えることは目指さなくてOKです。まずは「こんなことができるんだな」と知ることが大事なので少しずつキーボード操作に慣れ親しんでいきましょうね。発信するときの文字入力もぜひショートカットを使ってタッチタイピングでしてみてください。

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