ウイルスやフィッシング詐欺について学んだしこれでインターネットも怖くないねぇ。最後にルールやマナーについて学んでいきましょう。学ぶことでインターネットでお互いに快適なコミュニケーションをとる。
① ルールとマナーを守る意味
ネットをするのにマナーなんてあるの?文字のやりとりだとニュアンスが伝わりにくい不要なトラブルを防止するためにもマナーを覚えて実践することが大切ですね。例えば下記のような事例を考えてみましょう。
A「今度◯◯のライブがあるらしいよ!」
B(え?ライブ開催が嬉しいってこと?新型コロナウイルスが流行しているこの時期に開催するのは問題ってこと?とりあえず、どっちでも通用するように)「やばいね!」
A(え?一緒に行きたかったけど、行きたくないのかな。)「確かに今の時期は微妙だよねー!」
会話としては成り立っていますが、お互いの意図がうまく伝わっていません。対面と違って表情や声の抑揚もないため、会話以上に丁寧に文面を考える必要があります。
◯ 相手も自分も傷つけない
インターネットは老若男女を問わず誰でも楽しむことができます。その反面不用意な発言で見る人を傷つけたり、非難を浴びて傷つくこともあります。情報発言のリスクは、自分で負わなアカンからねマナーを学んで、加害者にも被害者にもならないようにしましょうね。
参考
『炎上』という言葉を聞いたことはあるでしょうか?マナー違反の発言をきっかけに、非難・批判が止まらなくなることを指します。有名人のSNSでよく目にしますが、わたしたち一般人にとっても無関係ではありません。特にSNSは拡散力が非常に強く1つの失言で炎上する可能性があります。
◯ お互い気持ちよく利用する
また、ルールやマナーを守ることは、正しく情報を伝えることにも繋がります。正しく情報が伝わらないと何が困るの?例として、あなたにどうしても分からないことがあり、ネットで質問する場合を考えてみましょう。
あなた:聞きたいことが正確に伝わらないため、欲しい回答がもらえない
回答者;よくわからない質問には答えにくいし、関わりたくない
どっちにとってもマイナスだね。お互いが気持ちよくインターネットを利用するためにも、ルールやマナーを守ることはとても重要です。現実世界と同じで、お互いの思いやりが大切です。
② ルールやマナーの具体例
具体的にどんなことを守ればいいんだろうね。参考になるのが警視庁のインターネット利用7箇条です。インターネット上の犯罪、いわゆるサイバー犯罪を手がけるプロが、犯罪・トラブル防止のために以下の7箇条を掲げています。
① インターネット社会でも、実生活と同じルールとマナーを守る。
② 他人のプライバシーを尊重する。
③ 住所・氏名などの個人情報を入力する時は、十分注意する。
④ ID・パスワードの管理を徹底する。
⑤ 他人のミスを大げさに指摘しない。
⑥ メールを送る前に、内容をよく確認する。
⑦ 面と向かって言えないことは書かない。
引用:警視庁“守っていますか?ルールとマナー”より
初対面の人と、面と向かって話すところをイメージすると、良いかもしれないねネット上では匿名で相手が見えないこともあるけど、思いやりを持って発言しましょうね。
参考
インターネット上のマナーのことを、ネチケットとも言います。ネットとエチケットを組み合わせた言葉で、よく使われますので覚えておきましょう。
③ 基本的なルールとマナー
みなさまがインターネット上のルールやマナーに通じるところがありますので一部抜粋して紹介します。
◯ 丁寧な言葉遣い
まずは基本中の基本、丁寧な言葉遣いです。たくさんの方が閲覧する場ですので、丁寧な言葉遣いをしていただくようお願いいたします。言葉遣いに加えて大きく理念に反していない限りは自由に発言していただいて構いませんが、見る人が不快にならないコミュニケーションを心掛けてください。
◯ お礼を伝える大切さ
円滑のコミュニケーションのためにも、いつも以上にお礼は大事ですね。発言や返信のタイミングは、各自の都合に合わせて行うことが基本スタイルですが、「ほったらかし」と「お礼が言えない」は別問題です。顔が見えないチャットコミュニケーションでは「言葉」がないと伝わりません。決して“クレクレ君”になることがないよう、気持ちのよいコミュニケーションを心掛けてください。
◯ 質問の仕方
人に教えてもらうときは、相手に時間を使ってもらうことを理解しましょうね。質問をするときは、以下の形式で書くことを意識しましょう。
質問形式
● 何を聞きたいのか
※ 十秒程度で読める長さに
● どこまで調べたのか
● どこから分からないのか
※ メッセージ入力欄に質問・添削用のテンプレートがあらかじめ用意されているチャットは、そちらをご使用ください。「質問テンプレ」また、質問をする前に動画で既に述べられていないか類似の質問が過去にチャット内に上がっていないか質問をまとめたQ&Aサイトに、答えが掲載されていないかGoogleやYahoo!などで検索しても、答えが見つからないかなど、YouTube・チャット内・Q&Aサイト内で検索をかけて確認してください。
◯ 不満とアイデアはセットで
不平、不満だけの発言はマナー違反になりやすい。提案もセットにすると建設的になります。お客様とサービス提供者という関係の場ではなく、参加している全員が住民であり、管理人でもあります。より良いコミュニティーにしていくためにも、不便な点や不満を感じた際は、必ずアイデア(改善案)とセットでご提示ください。
④ マナー違反の発言を受けたら
マナーには気を付けるようにするヨォけど逆に、誹謗中傷のようなマナー違反の発言を受けたら、どうしたらいいの?感情的に反論したらエスカレートするから、相手にしない方がいいかも、なにか言われても冷静に対応することがポイントです。誹謗中傷する人は、相手の話を聞く気がなく、ただ攻撃したい人です。相手をするとエスカレートしてしまうので、無視しましょう。そうは言ってもヘコむし、発言が怖くなっちゃうよぉ〜。自分がマナーを守っていても、理不尽に攻撃してくるネットユーザーは一定数いることを、頭に入れておきましょう。くじ運が悪かったくらいの感覚で良いと思われますね。
⑤ まとめ
インターネットを利用するときは、普段の生活と同じようにマナーを守ることが大切なんだね。とは言え、まずは行動が大事です。今日学んだことを頭の片隅におきながら、インターネットを活用していきましょう。
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