還暦シニア Macに挑戦 ⑦ パソコンの基本的な使い方 選ぶ基準

パソコンって何がどうなているのかさっぱりわからないよね。でもパソコンについて知っておくと便利ですから解説していきます。今回はパソコンの概要からです。よろしくお願いします。

そもそもパソコンとは

そもそもパソコンってなに?「パーソナルコンピュータ」の略称です。個人型の小型コンピュータで「指示を与えたら計算や処理をしてくれる機械」です。指示・計算・処理とあります。例えばパソコンのキーボードをたたくと文字が入力されます。これは つまりキーボードをたたく「指示を与える」そして画面に文字が表示される「処理が行われる」こんなふうに指示に対して処理が行われます。これだけです。パソコンを理解するためには まず必要なことが単語の理解です。例えば パソコンについて理解するためには ハードウェアと ソフトウェアを理解しておく必要があります。ハードウェアはハード、ソフトウェアはソフトと略されることも多くゲームをしている方には特に馴染みがある方もいるかもしれません。次にハードウェアとソフトウェアの違いについて解説します。

そもそもハードウェアとは

ハードウェア「ハード」は目に見えるもの全般を指します。具体的には次の通りです。「キーボード」「ディスプレイ」「マウス」「プリンタ」など ハードウェアは 人間で言えば「身体=ハコ」そのものです。人間が肉体だけでは動かないようにパソコンもハードウェアだけでは動きません。パソコンを動かすためにはソフトウェアも必要です。

そもそもソフトウェアとは

ソフトウェア「ソフト」は逆に目に見えないものを指します。具体的には次の通りです。「OS」「Windows」「Mac」「アプリ」「エクセル」「ワード」などで 「WindowsやMacはOSの種類」です。ソフトウェアは人間で言えば「意識や心」=「考えたり指令を出す」ところです。なので当然ソフトウェアだけではパソコンは動きません。どちらか片方だけでは動かない切っても切れない関係なのです。

ハードウェアのパーツとは

パソコンは実はシンプルにできており そこまで多くのパーツ数があるわけではありません。ハードウェアのパーツは次の通りです。「CPU」「メモリ」「ストレージ 『HDD/SSD』」「マザーボード」「ディスプレイ 『モニタ』」「グラフィックボード」「プリンタ」「スキャナ」「マウス」「キーボード」等でパソコンの性能を決める CPU・メモリ・ストレージの3つに絞って解説ます。

そもそもCPUとは

CPUはデータを受け取りパソコンの制御やプログラムを実行するパーツです。CPUの性能はパソコンの処理能力に直結するのでパソコンの性能に大きく関わります。また CPUは別名でプロセッサとも呼ばれ Macでは 次のように記載されています。「プロセッサ 3.1GHz 6コアintel Core i5」がCPUの性能を表示している部分です。「Core i5」がCPUの製品名を指しており、具体的な処理数を示すものではありませんが数字が上がっていくにつれて性能も上がっていきます。「Core i9:超高性能」「Core i7:高性能」「Core i5:中性能」「 Core :i3:低性能〜中性能」CPUの具体的な性能は以下の項目で判断できます。CPUの性能を決める項目は「クロックの周波数」「コアの数」です。

クロックの周波数

macOS Big Sur 製品詳細に「3.1GHz『ギガヘルツ』」などの記載があり これがクロックの周波数を示します。クロックはCPUが処理を行う時に発する信号のことです。1秒間に何回クロックの処理を行うかを示すもので 3.1GHzなら31億回のクロック処理を行っています。「Hz『ヘルツ』」「1kHz=1,000㎐」「1MHz=1,000,000Hz」「1GHz=1,000,000,000Hz」。バージョンによってお使いのデバイス(パソコンやスマートフォン)と若干の詳細が異なる場合がありますので ご了承ください。しかし Macはバージョンが変わっても 大きく操作感が変わることはありません。MacやiPhoneをおすすめする理由の1つです。

コアの数

製品詳細に「6コア」などの記載があり これがコアの数を示します。コアは処理作業を行う中核部分です。4つあるなら「4コア」、6つあるなら「6コア」、処理作業を行う中核であるということです。数が多ければ性能が良いことですね。

CPUをレストランで例えると料理人だったら

もっとわかりやすくCPUをレストランで例えて比較してみましょう。CPUは レストランで例えると 料理人です。料理人が同時間にこなせる料理の品が多いほど処理作業が速くなります。「クロックの周波数:1人の料理人がどれだけ速いか」。「コアの数:料理人が何人いるか」。1時間に10品の料理を作れる料理人が5人いれば、レストラン全体では1時間に50品の料理が作れます。それと同じでパソコンのCPUも1コアの性能 料理人の優秀さとコアの数 料理人の数で処理速度を計算することができます。今回例示したパソコンのCPUは プロセッサ 3.1GHz 6コアintel Core i5 です。 結果 1秒間に31億回の処理を行うCPUが6個あるので このパソコンは1秒間に186億回の処理ができることがわかります。この処理回数が多いほど高性能です。ちなみに 「Core i5」で解説しましたが、おすすめは最新のMacに搭載されている M1チップです。M1チップが市場に出回り始めたのは2020年11月のためまだ1種類しかありません2021年3月時点。

そもそもメモリとは

メモリはパソコンのデータやプログラムを一時的に記憶するパーツです。メモリはCPUが処理を実行するための作業スペースの役割を担っています。そのためCPUが高性能でもメモリが小さいことでCPUの性能を十分に発揮できない可能性があるのです。単位はバイトByteで Macではメモリ 40.0GB 2133MHz DDR4 がメモリの性能を表示している部分です。「1KB=1,000Byte」「1MB=1,000,000Byte」「1GB=1,000,000,000Byte」「1TB=1,000,000,000,000Byte」メモリの性能は容量の大きさで判断できます。

メモリをレストランで例えると調理台だったら

メモリをレストランで例えると調理台です。広い調理台を使うことで 料理人がその能力を存分に発揮することができます。「メモリの大きさ:料理人がどれだけ広い調理台を使えるか」。例え 料理人がどれだけ優秀でたくさんいても 調理台が小さければ速く調理することはできません。それとおなじでCPUの性能がどれだけ高くても メモリの容量が小さいとパソコンの処理速度が落ちてしまうのです。メモリもCPUと同じでパソコンの処理速度に関わるパーツです。

そもそもストレージとは

ストレージはデータやアプリを保存しておく装置です。容量が大きいほどたくさん保存ができ 単位はByte「バイト」で表します。Macでは次にように記載されています。「209.44GB利用可能/250.69GB」という表示のうち、209.44GBが空き容量、250.69GBがパソコンの総容量を示します。iPhone12の写真1枚で約2MBです。「1KB=1,000Byte」「1MB=1,000,000Byte」「1GB=1,000,000,000Byte」「1TB=1,000,000,000,000Byte」。ストレージにはHDDとSSDの2種類があり それぞれ特徴があります。転送速度はSSDが速い。ただ容量が一緒なら当然SSDの方が価格が高くなります。

ストレージをレストランで例えると冷蔵庫だったら

ストレージをレストランで例えると 冷蔵庫です。冷蔵庫がいくら広くても料理人の調理速度は変わらないようにストレージの容量がいくら大きくてもパソコンの処理の速さは変わりません。しかし 冷蔵庫から調理台へ素材を持ってくるスピードが変わるため HDDと比較すると SSDのパソコンの方が速くなるのです。繰り返しますが 容量を増やしても 速度が早くなるわけではありません。じゃあ容量 いっぱいになるまでたくさん動画を保存すると どうでしょう。結論は 良くありません。詰め込まれた冷蔵庫から食材を取り出すのは大変ですよね。それと同じことで 容量がいっぱいにデータが保存されてると処理が遅くなります。

そもそもパソコンを選ぶ 基準 用途とは

パソコンの購入を決める際に 人それぞれ 必要な性能が違うため 用途別に考えてみましょう。

動画をたくさん保存したい

動画をたくさん保存したい人は HDDやSSDの容量が重要です。自分が保存する容量を見極めてストレージの大きさを決めましょう。CPUやメモリの性能をそれほど気にする必要はありません。一般に販売されているCPU メモリであれば性能は足りています。強いていうなら メモリは 8G あれば安心です。あと 後から容量を追加できる「外付けHDD/SSD」もあるので容量もそこまで気にする必要はないでしょう。

Webデザイナーになりたい

Webデザイナーになりたい人は 高性能なCPUを選ぶ必要はありませんが 一方でメモリは多く使うので最低でも16GBは 欲しいところです。多くのファイルを保存する必要があるためストレージも1TB以上を推奨します。余談ですがウェブデザイナーはディスプレイも重要です。

プログラマー・エンジニアになりたい

プログラマーやエンジニアの場合はCPU・メモリ・ストレージのいずれもあまり高性能である必要はありません。パソコンの性能にそこまでこだわる必要はないでしょう。

ライターになりたい

ライターの場合もプログラマーやエンジニア同様にパソコンの性能はあまり必要としません。

動画編集者になりたい

動画編集になりたい場合はCPUの性能が最重要です。動画はいろいろな処理や計算を必要とするため快適に仕事をするためには高性能なCPUが必要不可欠でしょう。動画編集をする場合はCPUは「M1チップ」を選びましょうね。またメモリも16GB以上が推奨です。「M1チップ」もCPUの製品名みたいなものですね。かなり処理が速い感じですよ。

パソコンの用途別とは

パソコンの用途が、動画をたくさん保存する場合は「ストレージが重要」Webデザイナーの場合は「メモリ・ストレージが重要です。」動画編集をする場合は「CPU・メモリ・ストレージが重要になります。」このようにやりたいことによってパソコンに必要な性能って結構違ってきます。だからパソコンの基礎知識があると自分に最適なパソコンを選ぶことができてきます。

そもそもOSとは

OSの解説の前に、ソフトウェアについて「 OS 」「アプリ」の二つを簡単に解説します。

ソフトウェアとは

ソフトウェアは コンピュータを動かすプログラムのことを指します。パソコンのディスプレイなどをハードウェアと呼びます。ハードウェアを動かすためのプログラムがソフトウェアです。ソフトウェアの種類は大きく分けて2つです。「 OS 」「アプリ『アプリケーション』」

OSとは

OSはオペレーティングシステムの略で コンピュータを動かすためのソフトウェアです。機械と人間の間に立って翻訳してくれるような役割があります。 OS という「裏方の翻訳者」が 瞬時にパソコンに 翻訳して伝えているから「キーボードで文字を入力すると入力した文字が画面に表示されます」「マウスを動かすと画面上でカーソル『矢印』が動きます」「ファイルをクリックするとデータが開きます」当たり前のように思うかもしれませんが これらの動作は全部OSのおかげです。 OSには いくつかの種類があり Apple社が開発したMacや Microsoft社が開発したWindowsがあり明確な優劣があるわけではありません。OSの違いは 基本的な動きを伝える翻訳者の違いで ただ単に基本操作が違うだけです。

そもそもアプリ「アプリケーション」とは

アプリ「アプリケーション」は目的にあった作業をするためのソフトウェアです。例えば「ゲーム」「動画再生」「表計算『Excelなど』」わかりやすくスマホで考えると多くの人がLINEやYouTubeアプリを使用しているのではないでしょうか。友人や家族と連絡を取りたい時にはLINEを使用したり YouTubeで動画を見たいと思ったらYouTubeアプリを使用する人も多いでしょう。アプリの大きな特徴として「自分好みのアプリを追加していける」ということがあります。例えば動画編集なら「premiere Pro」webデザイナーなら「Illustrator」ってツールを使うのもアプリです。また OSの大きな違いとして アプリはOSの機能を利用しながら動いているところです。そのため アプリは OSなしでは動かすことができず OSに依存しています。その結果 Macでしか動かないアプリや Windowsでしか動かないアプリがあるのです。男前の翻訳者に助けてもらいながら いろんな動作をしている感じです。

まとめ

ソフトウェアはOSとアプリの違いがある。パソコンの用途によって 必要な性能は変わってきます。自分にあったパソコンを購入して良い買い物をしましょう。とは言え、結局どんなパソコンを買えば良いのか?重要以外でも「メモリ…8GB」「ストレージ…256GB」を選んでおけば大丈夫でしょう。ちなみにCPUについては重要でも重要でなくても「M1チップ」搭載のものを選ぶのがおすすめですね。普段使いにこまることはないでしょう。少しでも参考になれば幸いです。

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